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一斉清掃
「海ごみストップ!笹ケ瀬川クリーンアクト」

【主会場】岡山市北区平田 笹ケ瀬川河川敷 【地域会場】北区/中山・大野・陵南・御南地域、南区/第二藤田・浦安地域

主催:山陽新聞社

共催:岡山市

特別協力:日本財団

笹ケ瀬川の河川敷と川面の両方から行った清掃活動(主会場)

岡山・笹ケ瀬川で一斉清掃、約600人が1.6㌧回収

岡山市西部を流れ、児島湖に注ぐ笹ケ瀬川の一斉清掃は、中・下流の河川敷約9㌔区間に設けた7会場で実施されました。市民ボランティアら総勢594人が汗を流し、生態系への影響が懸念されるプラスチックごみなど総量約1.6㌧を回収しました。

主会場

河川敷のごみを一つ残らず拾う参加者(主会場)

主会場では地元の御南中生徒や住民、公募ボランティアら230人が約1時間半にわたって活動。ごみ袋と火ばさみを手に、約700㍍区間に散乱したペットボトルや空き缶、スナック菓子の袋、食品容器、発泡スチロール片などを回収していきました。「予想以上に多い…」と口々に驚きの声が上がります。

川面に浮かぶごみはカヌーで回収

市内の愛好者グループ・カヌーパークOKAYAMAの約30艇も力を発揮。陸から拾えないごみを集めます。

回収したごみを全員で5種類に分別
「何㌔ある?」。ごみを計量する御南中生徒

回収したごみを分別し、計量すると―。ペットボトル109㌔、プラスチック袋などの可燃ごみ400㌔、缶54㌔などで、総量は600㌔に。参加者からは「私たちの暮らしから出たごみが多いことがよく分かった」「ポイ捨てをしないように呼び掛けたい」「川がきれいになるよう、また清掃活動に参加する」などの声が聞かれました。

活動後、充実した笑顔で記念撮影

地域会場

【中山】

参加者76人のうち約4割が中学生。約1㌔区間を移動しながら回収を進めました。不法投棄された家電製品などが相次いで見つかり、「なんでこんな物が…」と参加者たち。50代女性は「きれいにする人がいる一方で、捨てる人が後を絶たない」とあきれ顔で話しました。

【大野】

火ばさみで発泡スチロールや段ボールを拾ったり、水面に浮かぶペットボトルをたも網で集めたりと、45人の参加者が汗を流しました。茂みに潜むごみも集めました。70代男性は「一番多かったのはペットボトル。ポイ捨てなのだろうからマナーの問題だ」と訴えました。

【陵南】

連合町内会が熱心に参加を呼び掛け、地域会場最多の117人が駆け付けました。作業の手際も良く、回収はスムーズ。中学1年女子は「きれいになって楽しい気持ち」。60代の町内会役員男性は「ごみはあっという間にたまる。活動を継続していきたい」と話しました。

【御南】

小学校区内を川が縦断しているため、回収は右岸、左岸の両方で実施しました。参加者は39人。ごみが気になっていたという40代女性は「子どもに環境の大切さを知ってもらいたくて」と、小学2年の長男と参加。「思っていたよりたばこの吸い殻が多かった」と振り返りました。

【第二藤田】

総勢54人による回収量は、地域会場では断トツの362㌔(可燃297㌔、不燃65㌔)。「地元で定期的に掃除をしても、次々に川上から流れてくる」と嘆いたのは70代の連合町内会長男性。「上流から下流までが一体になって対策を取らなければ駄目」と力を込めました。

【浦安】

想定以上にごみが多く、用意したごみ袋が早々と“品切れ”に。精力的にごみを拾い集めた参加者33人に達成感が広がりました。40代の会社員男性は「ペットボトルや空き缶は、中にヘドロや汚水がたまって重く、においもきつかった。海に流出する前に拾えて良かった」。

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